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第8日 追浜〜鎌倉(その1)
浦賀道と六浦道が分岐する諏訪之橋から鎌倉まで行くために、京急の追浜で下車する。
16号のアーケードの歩道を金沢の方に逆行して再び横浜市にはいる。
郵便局の先の斜めの道を左に入る。この道が浦賀道である。 住宅がびっしり建っているが、たしかに道の曲がり方が旧道のようだ。
京急逗子線の踏切の手前に庚申塔が2基立っている。
侍従川に沿っていく。
昔の海路の渡し場であったという三艘橋がある。 しばらく行くと前回通った侍従橋、その隣が浦賀道と 六浦道の分岐点といわれる諏訪之橋である。
六浦2号橋で、原宿・六浦線にでる。これが六浦道である。
上り坂になるところに、崖に彫り込まれた 「鼻欠け地蔵」がある。
風化して鼻が欠け落ちているため、この名が ついたという。
ここが武蔵の国と相模の国の境界にあることから 「界(さかい)地蔵」ともいう。
急に緑が増す。朝比奈バス停から左の細い道に行く。
いよいよ朝夷奈(あさいな=朝比奈)切り通しである。
この切り通しの道は、鎌倉と六浦を結ぶもので、仁治2年(1241)から改修工事が行われた。 「当時六浦は塩の産地であり、安房、上総、下総をはじめ海外(唐)からの物資集散の港」 でした。
緑の中の石畳の上り道。 道の両側が切り立っている ところに、工事用の安全柵が 置かれている。